先に、私は若返り目的と言うより歌の上達のために伝授を受けさせて頂いたため、専門的な知識が多発してしまうため感想の前に前提を書かせてください。
・歌って実は一定以上のレベルになると低音域の方が圧倒的に難しいです。(簡潔に説明すると、高音発声を間違えると汚い音、喉の痛みなどのサインが直ぐに来ますが低音は自分の耳ではそこそこまともに聴こえてしまうため間違えた発声のサインがわかりにくい、などです。)
・高音域は理論上いくらでも伸びますが、低音域は限界があります。 (ただし、ほぼ全ての人が声帯が固くなっていたり発声を間違えているので、「あれ、意外と伸びた」と思うくらいには伸びるはずではあります)
【高音域】
私は高音は得意、低音が苦手なため高音の音域自体には変化はありませんでした。
そもそも、A5まで出るため高音域への変化はそこまで求めておらず、音域よりも音質を求めておりました。
この音より高音が必要なのはボカロや聖歌など余程特殊な歌のためです。
ただ、ファルセットはさらに柔らかくなり、ミックスボイスはさらに力強くなりました。
そしてミックスボイスが大の苦手だったのですが、ヒーリング後急に出しやすくなりました。
ファルセットは録音にあるテルーの唄のサビ部分です。
録音だとどうしても倍音の全てを拾ってくれないため、わかりにくいかもしれませんが、歌の先生には「最近一気に上手くなったね」と言われました。
【低音域】
低音域に関してですが、こちらはかなりの変化がわかりました。
まずは音域についてですが、ヒーリング前がF3でした。
女性の平均より少し低い、位の音域でしたが男性曲を歌うには歌いきれない、という感じです。
それが1ヶ月でE3を使いこなせるようになりました。
低音は前提で書いた通り、伸ばすことは不可能ではないですし「あれ、こんなに伸びるんだ」と思うくらいには伸びるはずです。
とはいえ1年頑張って2音下げるのが限界じゃないかなと思うのですが……1ヶ月で1音落とすことが出来、さらにここまで安定して歌で使いこなせるレベルというのは正直驚きました。
続いて声質です。
声帯そのもののコントロールがしやすくなったためか、激しい歌の時の声質、柔らかく落ち着いた歌の時の声質、使い分けが効きやすくなりました。
柔らかく落ち着いた声質については録音のテルーの唄の出だしが明らかに違うのがわかると思います。
【全体的に】
音程を取りやすくなりました。
音程を取るのが難しい人には大きく分けると2種類の理由があって 1.頭で認識している音はあっているものの、狙った音が出せない 2.そもそも頭で認識している音自体が違う の2種類です。
楽器に例えると1は楽譜は正しく読めているけどチューニングがズレてしまっている、2は楽譜自体読み間違えている、と考えるとわかりやすいかもしれません。
音程が取れない原因が1の場合はかなりの効果があるかなと思いました。
あとは… 体感的にも、声帯と言うよりも発声に関わる器官全体に効いている感じがあります。 楽器で言うと、弦のメンテナンスだけでなく楽器本体からメンテナンスしてくれるようです。
弦楽器に例えると楽器屋さんで2000円くらいで売っているおもちゃのウクレレに良い弦を張ると、元の弦よりは良い音が出せるとは思いますがやはり楽器本体自体が良いものには敵わない、という感じになります。
なので声帯だけでなく発声に関わる全ての器官に効く、というのは良い意味で予想外でした。
匿名希望様